Turbolinux 8 ServerをAppleShareサーバーとして動作させ、Macintoshクライアントへディレクトリを公開するには、以下2つのファイルを編集することで設定します。
/etc/netatalk/AppleVolumes.default
/etc/netatalk/AppleVolumes.system
ファイルの内容は大きくわけて、共有ディレクトリの設定とファイルの型定義で構成されます。また、2つのファイルの書式は同じです。異なるのは、サーバーにアカウントのないゲストユーザーとしてログオンしたユーザーは、AppleVolumes.defaultsに記述されているボリュームしかアクセスできない点です。つまり、AppleVolumes.defaultはゲストユーザーが共有できるディレクトリを指定し、AppleVolumes.systemはサーバーにアカウントのあるユーザーが共有できるディレクトリを指定します。
AppleVolumes.defaultの内容を見ると“#”の行はコメントなので、実はこのファイルの内容は一番最後の行にある ~(チルダ)だけといえます。~は各ユーザーのホームディレクトリを共有する特殊な指定で、この設定によりユーザーは各自のホームディレクトリへアクセスできるようになります。ホームディレクトリを公開しない場合は、チルダを削除するか、その行をコメントアウト(行の先頭に“#”を追加)します。
AppleVolumes.systemには、標準で共有ディレクトリの設定は何も記述されていません。しかし、このファイルには、ファイルの拡張子とMacintoshにおけるファイルタイプ、クリエータとの関連付けを行う型定義が記述がされています。Macintoshは、どのアプリケーションでファイルを作成したか、また、そのファイルの型は何かといった情報をファイル名に関わらず別に記憶しています。つまり、拡張子などつけなくてもそのファイルの種類や作成したアプリケーションを判断することができます。しかし、当然のことながらLinux上でファイルを作成してもこれらの情報は記録されません。そこで、afpdは、AppleVolumesファイルに記述されたこれらの情報を取得し、Macintoshに情報を与えます。
例えば、AppleVolumes.systemにはテキストファイルについて定義した以下の行が存在します。
.txt "TEXT" "ttxt" ACSII Text SimpleText |
各フィールドは順に、拡張子、type、creator、ファイルの説明、アプリケーションの説明、を意味します。この場合は、拡張子が“.txt”、ファイルのtypeが“TEXT”、ファイルのcreatorが“ttxt”、ファイルの説明が“ACSII Text”、アプリケーションの説明が“SimpleText”ということになります。したがって必要に応じて定義の変更や追加をしなくてはなりません。
新たに共有するディレクトリを設定するには、次の書式で記述します。
<公開するディレクトリのパス名> <Macintoshのボリューム名> |
例えば、/home/publicというディレクトリを、MACPUBというボリューム名でアクセスできるように設定するには、以下の1行を追加します。
/home/public MACPUB |
また、ファイルへのアクセスに関しては、Linuxシステム上のアクセス権限がそのまま引き継がれます。よって、公開するディレクトリのアクセスを制御するには、Linux上で適切な権限を“chmod”コマンドなどで適切に設定しておく必要があります。
設定が終了したらNetatalkを起動します。